管理人の趣味トピック ボイストレーニング

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ボイストレーニングの基礎知識

今回のテーマは、正しいボイストレ ーニング方法を紹介していくというのがテ ーマです。まだまだボイトレを知らない人や、 トレーニングに関する知識が古かったり間違ったりし たまま続けている人が多くいます。ここでは、正しい 知識、正しく新しいトレーニング方法を紹介していき ます。ここに書かれていることを読んで、間違った知識を取り除いてください。

正しい姿勢と声の出し方

いつも、どんな姿勢で歌っていますか? 立って? 座って? 猫背のまま? それとも胸をガンと前に出して? あごを上に向 けた状態で? もしかすると、歌うときの姿勢を覚えていないほど、姿勢にこだわりがない人も多いかもしれませんね。

ボイトレをするときに、まず押さえておきたいのが“姿勢”で す。ただ背筋を正して歌う、というのではありません。まずは立っ て、背筋を軽く伸ばして胸を軽く張り、首を前に出したり引っこ めたりしないで、首は肩と肩の真ん中にくるようにします。

首の位置にこだわるのかというと、実は、首と喉の位置関係が一番重要だからなんです。首と喉が正しい位置関係にあるときには、 ストレスなく歌えます。逆に、例えばあごを上げてしまうと、つ まり喉が引っ張られちゃうことにつながります。それは首と喉が 正しい位置関係にないということになるわけです。

ではなぜこれらの位置が大切なのかというと、音程をとっている声帯のまわり の状態に関係してくるから。声帯は喉にある発声器官で、声帯を引っ張ったり緩めたりする運動で音程が変わるんです。だから、 胸が緩む(猫背のような姿勢になる)と喉も緩むことにつながる し、そうすると肋骨の間隔が狭くなり、肺が圧迫されて呼気量も落ちるんです。

そういう意味では、座っても立っても、首と喉の位置関係が正しければ問題ないのですが、座って歌うことで、横 隔膜の動きが制限されて肺活量が少なくなるので、やはりトレー ニングでは立って行なった方が良いですね。基本的なことができ るようになれば、その後はピアノの弾き語りなど、座りながら歌っ ても違和感はないと思います。

基礎トレーニングの知識

正しい姿勢が分かりましたが、では正しい声の出し方は分かり ますか? まだトレーニングを始めていない人、始めて間もない人にも分かるように、簡単にその正誤のイメージを伝えると、“自分で声を出していて気持ち良いか悪いか”がポイントになります。 どこかが引きつっていたり、自由じゃない感じがしたら、それは間違いです。

でも、声を出し たときに自由に歌えている感触があり、違和感なく楽で気持ち良 いというのは快感です。詳しい発声については別の機会にお話しますが、まずはこれをポイントにいつも正しい声の出し方でトレーニングできているかチェックしてください。

さらに歌うときは、口の開け方も重要です。口の開け方は響き と発音に関わってきます。細かい話をすれば、例えば「え」とか「い」 とかを発音するときのように、口を横にいっぱい開けると、口角から耳の後ろあたりまでの距離(つまり喉までの距離)は、口を 横に開いていないときと比べて短くなりますね。この距離はいわば“楽器の長さ”に相当するんです。ここが短いと、音質が高くなって、この距離が長いと音がこもるんです。

口を横に開ける と明るい音が出て、口を縦に開けると丸い音が出る。また“響き” についてもっと初心者の方にも納得していただけるように話をす ると、上の奥歯と下の奥歯の間があんまり開いてないときは、つ まり口が開いていないということだから、全然響かなくなる、と いうことなんです。逆に上の奥歯と下の奥歯を開けるようにすると、口の中に空間がとれるので声が響くんです。

上の奥 歯と下の奥歯の間を広くとるように心がけると、よく響く声で歌 えると思います。ちなみにちょっと難しく言うと、これは周波数 特性が変わってくるということなんです。そういう意味では、口 の開け方で音色が全然変わってきちゃいます。

いかがですか? あなたはこれらのことについて正しく知って いましたか? 例えば、姿勢のことは知っていても、その意味を 知らなかったなどという人も少なからずいるのではないかと思い ます。このように、それぞれの正しい練習方法には意味があるの

で、それを理解しつつ練習の回数を重ねていってください。

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