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金運上昇・商売繁盛・農林業繁栄で有名な山梨県は富士吉田市にある新屋山神社(あらややまじんじゃ)に取材に行っていきました!
県内で有数のご利益があると有名なこの神社の成り立ちや祭神などを見ていきましょう!
新屋山神社について
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こちらの新屋山神社は富士山を背にして北向きに祀られ、地元では「ヤマノカミサマ」と呼ばれ親しまれている
「ヤマノカミサマ」は願い事を叶えてくれる神様だとされていて、参拝した多くの方からお礼に奉納された鳥居が並んでいます。
鳥居の数からもご利益があることがうかがい知れますよね!
公式ホームページにも記載されていますが、地元では「山の神は生き神様だから木の葉一枚でもとってはならず、祟りやバチが当たる。」や「山の神は器用だから雲以外は何でも作れて、山仕事する人や荒仕事をする人を守ってくれる。」、「牛を引いているおばあさんが社殿前でころんだ際に、男の声で手を放せ、といったのを聞いた。山の神が牛に蹴飛ばされるのを守ってくれた。」など言い伝えも残っています。
地元でも言い伝えが残っており、ご利益が多分にあることも納得ですね!
なりたち
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室町時代の後期、後奈良天皇の御時天文3年(1534年)10月17日に創建されました。
修復や再建を繰り返し、昭和48年(1973年)に現在の社務所や拝殿が完成しています。
また富士山の2合目に奥宮があります。こちらもかなりのご利益があるとされていますが、積雪のため11月ごろから4月ごろまでは参拝することができません。
少し小高い丘の上に本宮は建設されており、古くから山を守る神様として林業や農業に携わる人々に信仰されてきました。
御祭神は大山祇大神(おおやまづみのおほかみ)が祀られています。
オオヤマヅミとは、日本の紙の総元締として知られる神です。木花開耶姫(このはなさくやびめ)や磐長姫(いわながひめ)を娘に持ちます。
農業や漁業、工業、商工業などの産業から、酒造などの文化にまで幅広く海の神や酒造の神としても神格を備える力の強い神様として伝えられています。
末社には 磐長姫命(いわながひめのみこと)や事代主命(ことしろぬしのみこと)、大国主命(おおくにむしのみこと)、倉稲魂命(うがのみたまのみこと)、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)や伊邪那美命(いざなみのみこと)などが祀られています。
自然記念物の新屋山神社の社叢林(しゃそうりん)
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社叢林とはなんでしょうか?
神社において社殿や神社境内を囲う様に密生している林のことです。植生ではなく自生したもので構成されていることが多いそうです。
新屋山神社の社叢林は雁の穴丸尾溶岩流の上にあり、富士北麓東部の代表的落葉広葉樹林で極めて貴重で、自然記念物に指定されています。
そのためこの区域で自然破壊となるような行為をすると、条例の規定により罰せられるので気を付けましょう!
〇雁の穴丸尾溶岩流
富士吉田の市街地の南側で富士五湖道路の富士山側に「雁ノ穴」と呼ばれる小高い丘の頂部に縦穴が空いている地形があります。
雁の穴丸尾溶岩はほかに溶岩と比べて厚さが薄く、噴出量が少ない割に遠くまで流れているという少し変わった特徴があります。
〇落葉広葉樹林
生育シーズンが終わると、すべての葉を落とす広葉樹の森林のことです。夏と冬では葉っぱで光の入り方がかわり、境内の雰囲気もガラッと変わります。
神社の中で動物を見つけると幸運が訪れるそうです。雉が普通にたたずんでいて最初は置物かとおもうくらい、びっくりしました(笑)
境内
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鳥居をくぐりぬけていくと、階段を上り手水舎が見えてきます。まずはこちらで身を清めましょう!
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※手水舎からは水が出ているのですがこの寒い時期に行くと、下が凍ってる可能性がありますので気を付けてください。ちなみに取材当日は氷点下でした。
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ここで身を清めたら本殿はすぐ目の前です!
本殿
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本殿の大きさはそこまでではありませんが、立派な佇まいです。
本殿横におみくじや恵比寿像も設置してあります。
恵比寿像のお腹をなでるとよいそうですが、感染対策のため現在は触ることができません。
また、残念ながら現在は新型コロナウィルスの影響でご祈祷の受け付けは行っていないようです。。。
また落ち着いたら参拝し、ご祈祷をしてもらいましょう!
能舞台
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こちの神社にも能舞台があります。
以前にも取材した神社には必ずと言っていいほど能舞台がありました。
今まで人生で訪れたことのある神社では(主に京都や大阪)あまり能舞台を見る機会がなかったのですが、山梨県では文化として根強いのでしょうか?
山梨県在住の知人に能舞台の話をすると、幼少期に巫女の衣装をきて能舞台で舞を舞ったこともあるといっていました。神事と芸は深い関係にありますが、地域差もあるのでしょうか?
金運上昇のおまもり
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こちらでお守りを購入することができます。
非常にご利益があるとされているこちらの神社では数々のお守りがおいてあり、奉職のかたに声をかけるとお守りを渡してくれます。
今回こちらのお守りを購入しました。奉職の方に伝えると「一体でよろしいですか?」と聞かれます。
御祭神を分けていただくということなんでしょうか?
一体です!と答えるとお金を収める前に「いまこの場で財布にお守りを入れてください。」といわれます。
財布にしまうとお金を収める仕組みになっています。何か理由があるのでしょうか?
いろいろなサイトブログを見てみましたが、明確な理由はわかりませんでした。
推測ですが、ご利益を逃がさないためにも一刻でも早く財布に収めるのではないでしょうか?
※注意喚起
お守りやお札はインターネット販売などは行っておらず、現地に行かなければ購入はできません。
仮にインターネットなどで販売されていた場合でも新屋山神社とは一切関係がないそうなので注意しましょう!
稲荷社と小御岳社
〇稲荷社
稲荷社はどこの神社でもよく見る社です!
全国の稲荷神社で祀られる神様で「お稲荷さん」と呼ばれています。
八百万の食物の神の中で最も有名な神様です!五穀豊穣、商売繁盛、家内安全、諸願成就の神として広く信仰されています。
〇 小御岳社
新屋山神社の御祭神のオオヤマヅミの娘の一人でコノハナサクサヒメの姉です。
岩の神、長寿の神として信仰されており、日本の国歌「君が代」の歌詞のモチーフになったともされています。
縁切りや縁結び、延命長寿のご利益があるとされています。
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大国主像と恵比寿像もこちらに祀られており、商売繁盛や縁結びにご利益があるとされています!
下の記事を引用しましたが、七福神にいる大黒天とは厳密には違うようです。
気になる方は下の記事も合わせて読んでみてください!
夫婦木社
2本の木が途中で繋がったことから名づけられました!
こちらではイザナギとイザナミが祀られており、縁結びや夫婦和合、子授け、子孫繁栄のご利益があります。
「家庭円満は先ず和合から それでこそ子種も恵まれようし 生まれ出ずる生命も祝福される 子孫繁栄 家内安全はまず和合から」
という文言が社の前に書いてあります。その通りですがこれを実践するのは難しいのでしょうね。。。(笑)
神様にお伺いを立てる御神石
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神様にお伺いを立てる(質問する)石で、三回持ち上げて重さが変われば、速やかにことが不思議な石です。
とても珍しい石ですのでこの機会に何か伺おう!!!
と意気込んでいったのですが、、、
現在は新型コロナウィルス感染防止対策のためお伺いをすることができませんでした。。。
とても残念ですが、またの機会に取っておくことにします。
下記に公式ホームページを記載していますので、こちらで動向を確認しましょう。
同時にTwitterもあるようなのでこちらでも確認ができます!
〇「お伺い石」の作法
1,両手を合わせて「お願いします」と挨拶の一礼
2,石を持ち上げて下ろす(1回目)
3,額を石の頂上にあて、両手で斜面をなでながら具体的に1つだけお伺いする
4, 石を持ち上げて下ろす(2回目)
5,両手を合わせて「ありがとうございました」と挨拶の一礼
6, 石を持ち上げて下ろす(3回目)
※お願い事をする石ではありません。
※持ち上げた石の重さが2回目が一番軽ければ「良」、それ以外は「不」。
〇新屋山神社公式ホームページより 写真引用
新屋山神社 奥宮
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今回は本宮のほうに参拝しましたが、奥宮も金運上昇のご利益があるそうです!
奥宮は時期的にも参拝できませんでしたが、紹介していきましょう。
富士山の二合目のヘダノツジにあります。
そこは山仕事に行った際に休む場所でハラ(草地)とヤマ(林地)との境であり、奥のヤマから木を伐りだしていました。もともとヘダの木の根の上に赤い石があり信心講が石祠をたてて祀りました。
平成23年にお社を新築されました!
※環状列石(ストーンサークル)のお社は回らず正面で2礼2拍手1礼を行いましょう。回ると不敬に当たると公式ホームページにも記載してあります。
いくつかのブログを参考にしましたが、以前はストーンサークルの周りを3周するという看板が立っていたようです。
回るのが通例だったようですが、新屋山神社の公式ホームページに記載されているのが公式の見解ですので回らないようにしましょう。
〇新屋山神社公式ホームページより 写真引用
アクセス
〒403-0006
山梨県富士吉田市新屋1230
0555-24-0932(9:00~16:00)
〇車でお越しの場合
中央自動車道河口湖ICから約10分
東富士五湖道路富士吉田ICから約10分
〇駐車場
第1・第2あり 無料
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駐車場案内図
http://www.yamajinja.jp/pdf/map_parking.pdf
〇公共交通機関を利用の場合
富士急行富士山駅より新屋公民館入り口までバスで移動 下車から徒歩5分
バス運行表
https://www.navitime.co.jp/bus/diagram/timelist?departure=00082688&arrival=00255858&line=00050285
タクシー
https://www.taxisite.com/station/info/9940116.aspx
〇新屋山神社奥宮の住所
〒403-0006
山梨県富士吉田市新屋4丁目2−2
新屋山神社 本宮・奥宮への案内図
http://www.yamajinja.jp/pdf/map_around.pdf
あとがき
さていかがでしたでしょうか?
日本三大金運神社と呼ばれる新屋山神社に参拝してきましたが、この寒い時期はスタッドレスタイヤは必須ですね。
道中は山道を登っていくことになり、地面が凍てつくので暖かい時期に行くのが無難でしょう。
私は、金運と聞くと少し怪しいイメージを持っていました。
しかし、宮司さんのお話を引用しているホームページがあり、それを見て納得しました。
〇新屋山神社でご利益を頂いた守屋英利が作る山神社のホームページより 堀内前宮司のコメント引用
http://www.yamajinja.com/index.html
※公式ではなく、新屋山神社との関連性はないのでご注意ください。
以下引用
『新屋山神社は、近年「金運神社」ということで世間の皆様がご利益があると、そのように呼んで下さることは大変ありがたいことです。しかし、金運の真意とは、神様のご意志に叶う生き方をすることによって神様から霊力、エネルギ-を頂き、その力が物事の成就を成し遂げる力となることではないかと思います。金運を賜るためには、自分の欲得だけに生きるのではなく、世の中や人様に役立つ生き方が、神様のご意志に叶った生き方であり、結果として大きな御加護が頂けるものと思います。』
要するに、参拝することで生き方がかわりその結果、金運が上がるということです。
そういった心持ちで参拝し、欲にまみれない人生を歩むべきと少し背筋が伸びた気分です。
ではここまで読んでいただきありがとうございました。
金運をあげたい方は是非一度参拝してみてはいかがでしょうか?
また次の記事でお会いしましょう!